現代備忘録(仮)

どこかの誰かにとってはきっと有益であろうと思われる記事を書いていきたいです。

国家公務員採用試験の試験結果

人事院に開示請求していた国家公務員採用試験の試験結果が先日送られてきました。

平成二十七年度国家公務員採用試験総合職試験(院卒者試験)の試験結果
特定を避けるためボカして書きますが、試験区分は技術系のいずれかです。経済区分や法律区分ではありません。

 

基礎能力試験

(マーク式)

専門試験

(マーク式)

専門試験

(記述式)

政策課題討議試験

(いわゆるGD)

人物試験

(3:1の面接)

英語加点

TOEICによる加点)

素点 19/30 21/40 21/40 B/(A~E) C/(A~E) 25/25

席次は全受験者中の上位10~20%くらいの位置でした。
 技術系総合職の場合、全科目で五割後半あればとりあえず最終合格は出来るようです。政策討議と人物試験は普通にディスカッションと受け答えが出来ればCは貰えるそうですが、私の場合、民間企業のグループディスカッション(GD)を何度も経験して慣れていたためか、政策討議ではBを貰えました("慣れていた"というだけであって質が高いか否かは別ですが...)。BとCで点数に大きな差があるらしいので、GD未経験の方は民間企業の選考に参加して何度か経験してみておくのをオススメします。

 

平成二十七年度国家公務員採用一般職試験(大卒者試験)の試験結果
特定を避けるためボカして書きますが、試験区分は技術系のいずれかです。行政区分ではありません。

 

基礎能力試験

(マーク式)

専門試験

(マーク式)

専門試験

(小論文)

人物試験

(3:1の面接)

素点 23/40 33/40 7/8 B/(A~E)

席次は全受験者中の上位5~10%くらいの位置でした。
 技術系一般職の場合、全科目で五割あればとりあえず最終合格は出来るようです。専門試験については、参考書や過去問をやり込んで問題に慣れましょう。技術系の過去問集としてまとめられた書籍は無いようですが、人事院に請求すれば有料で郵送してくれます。大学生や大学院生であれば、大学の就職課等で閲覧できる場合がありますので、活用してみて下さい。人物試験については総合職と同じで、民間企業の選考に参加して慣れておくのをオススメします。

 また筆記や面接だけでなく、試験の概要や試験を受けるまで・受けてからの流れについては以前に書いた記事で詳しく述べているつもりなので、そちらも参考にして下さい。

1.行政区分と技術区分
2.総合職採用と一般職採用 については↓

instak.hatenablog.com

3.採用までのステップ(総合職・一般職)
4.基礎能力試験対策(総合職・一般職)
5.専門試験対策(総合職・一般職)
6.専門記述試験対策(総合職) については↓

instak.hatenablog.com

7.官庁個別業務説明会
8.政策課題討議試験および人物試験
補足.民間企業におけるマッチング面談について
9.官庁訪問(総合職・一般職) については↓

instak.hatenablog.com

 いずれの試験であっても、民間企業の選考に参加してGDや面接試験に慣れておくことをオススメします。2017年春新卒者を対象にした経団連の新卒採用スケ ジュールは、8月開始から6月開始に前倒しされる見通しとなっているので、8月に面接試験を行う国家公務員試験と被ることなく選考に参加できるはずです。

以上です。